2022年4月5日
おでかけ応援「改悪案」 市民の力で再び否決 議員定数削減案も
市政報告議会
堺市議会本会議が3月24日開かれ、永藤英機市長(大阪維新の会)が「再提案」した、おでかけ応援制度「改悪条例案」と、維新の会が提出した議員定数削減案」が、総新の会を除く全会派の反対多数で否決されました。
65歳以上の市民が路線バスと阪堺線を1回100円で利用できる同制度。制度拡充を公約に掲げて当選した永藤市長は、昨年の12月議会で否決された議決を無視して、65~69歳に所得制限を持ち込む改悪案を今議会に再提出。3週間余りの短期間で集められた、市民1万1000人分もの怒りの署名が議会を後押し、「再提案」をはね返しました。本会議否決を受けて堺市役所前では、「市民の力で勝ち取った」大宣伝行動が行われました。
また、日本共産党堺市議団が今議会に提出した「痴漢被害への対策を求める意見書」が採捉されました。維新のみが反対。石谷泰子議員が、本会議で提案理由を説明。痴漢被害の実態を調査すること、相談窓口を充実し、広く知らせることなどを国へ要望しました。
(しんぶん赤旗 2022年3月25日付記事から転載)