みなさん、明けましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いいたします。
昨年は、「おでかけ応援制度の見直し条例」が維新以外のすべての反対で、否決されました。これによって制度はこれまでと同様、65歳以上のすべての高齢者が、引き続き利用できます。
財政危機脱却プランから、堺市の唯一の野外活動施設である「日高少年自然の家」の廃止条例も提案されました。利用したことがある。これからも利用したいと考える多くの方から「廃止するな」の声が届きました。
議案付託された健康福祉委員会では、継続審議が決まり、本会議では、継続審議は否決されたものの、議会の会期延長で、年明け1月11日に再度、委員会が開催されました。
健康福祉委員会では、指定管理者の大阪YMCAから参考人を招き、質疑が行われました。
「自然に触れることは、青少年の成長に欠くことができない」など青少年健全育成事業に長年携わってこられた熱い思いが語られました。
また、「5年間の契約で、どのように事業を進めていくかを計画してきた」などの言葉からは、堺市の期間途中の廃止決定が、如何に唐突で理不尽であるかが伝わってきました。
委員会の質疑や討論も行われ「廃止」が、財政危機脱却に効果があるどころか、売却するにも相手が決まらない。除却するには10億円(?)の費用が掛かる。行われたばかり・の施設改修は無駄になる・・など問題点が多数指摘され、「廃止」が十分な検討の末の結論とはとても言えないこともわかりました。
維新と公明以外のすべての会派が討論を行い反対を表明しました。
「大阪維新の会」と公明党の委員からは、なぜか委員会では、一言の質問も討論もありませんでした。
1月13日の本会議では、この条例案について、報告と採決が行われました。
本会議になって、やっと、維新の会は、「堺市の学校の利用が少ない。他市の利用者のために税金を使う必要はない・・」また公明党からは「市町村が独自に施設を持つことは困難・・」などの、討論を行い、結果賛成多数(維新と公明)で採決されました。
結果は、議会の数の力で押し切られましたが、「日高少年自然の家」廃止の不当性が議会でも明らかにすることができてよかったと思います。
2月14日には、本年第1回定例市議会が開催されます。
2022年度(令和4年)の当初予算が提案されます。
これからも、頑張ってまいります。市議会にご注目をどうぞよろしくお願いいたします。