<2020年度の予算議会を終えて>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 堺市議会は、2020年度予算議会を2月18日から3月27日まで開かれました。市職員は、「新型コロナ」対策の対応に追われ、昼夜を問わず頑張っている。市議会は、発言時間の短縮1人 ****************************** 3月5日 朝日新聞の報道 「堺市南区の消防署員当直中賭け」の記事に驚きました。市消防局は、府警の捜査結果を待ったうえで厳正に対処する。としています。 また、3月3日 読売新聞報道「パワハラ職員3割被害」「茨木市消防署員3人が部下の首を血圧計で圧迫したり、ロープで逆さづり」などが発覚(懲戒免職)。このようなニュース報道がありました。 なぜ、こうしたことが起きるのでしょうか?災害時には、真っ先に人命救助に携わって頂く消防職員さんだけに、ショックは隠せません。茨木市は、全消防職員を対象にパワーハラスメントなどに関する実態調査を行っています。その結果、「職員の35%がパワハラ被害に遭った、先輩職員からのパワハラ」が最も多くなっています。 消防職員は、上下関係や日々の厳しい職場環境など、ストレスのかかる職業です。しかも、多くの自治体は、国基準より多くの職員数が減らされており、堺市でも、100人近く少ない状況の下で働いているのが実態です。堺市消防局は、「風通しの良い職場づくり」を目標に様々取り組んでいくとしていますが、まずは、職員の意向を把握するには、「アンケート」方式で、職場の実態をつかむことから初めてほしいと思います。アンケートは、だれに遠慮することなく、上司や先輩にも気兼ねなく意思表示ができるからです。職場の実態調査をすることは、パワハラやセクハラのない消防職員の働きやすい職場環境を作ることにつながります。前向きに、取組まれるよう求めました。 ****************************** ~~~~全国救急隊員シンポジュウム堺で初めて開催~~~~2021年1月28日、29日の2日間フェニーチェ堺、アゴーラ リージェンシー大阪堺 のべ約7500人参加で開催されます。 フェニーチェ堺【2000席】が、開所され、こうした大きな催しができるようになりました。堺の歴史・文化のPR効果や経済効果が期待されます。維新の議員は、ことあるごとに無駄な箱物と批判していますが、市民が、芸術・文化に慣れ親しんでいくための施設としても大変重要な施設です。芸術や文化は、財源だけで測れるものではありません。コスト論ばかり優先すれば、本来の目的を見失う恐れがあります。以前の市民会館は、建設してから50年近く使われてきました。老朽化・耐震化対策で建て替えが必要でした。当初、堺東再開発事業の中のビル建設に組み込み16階から19階部分を市民会館とする案が、当局も議会も本気で進めていました。その当時、今は、維新に席を置く議員も賛成し進めていました。再開発ビルに組み込めば、財源は約350億円、現地建て替えでは約145億円。なんと半分以下で現地建て替えができたのです。いつ起きるかわからない地震や火災などの際、多くの市民が集う会館は高層階にふさわしくないとして、当初から、日本共産党は、現地建て替えを主張してきました。 自治体は、住民の命、財産を守ることを最優先にしたまちづくりを進めなければなりません。近い将来、必ず起きるとされている南海トラフなどの災害時(津波、高潮)、市民の安全・安心なまちづくりが、ますます重要になります。今、市政を担う者として、後世に汚点を残さないようなまちづくりをしなければならない責務を感じています。 ******************************
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