元雑新の堺市議 解職求め市民が署名運動

1300円不正支出・半分以上が未返還・百条委で証言拒否
それでも辞めない元雑新の堺市議

 大阪維新の会に所属していた堺市の小林由佳市議(39)=無所属=が配布していないチラシを政務活動費として計上したなどの問題をめぐり、元市職員の岩橋瑛さん(75)ら市民3人が7日に記者会見し、小林市議と秘書だった黒瀬大市議(40)=無所属=の解職請求=リコール運動を始めることを明らかにしました。この日、堺市選挙管理委員会に、解職請求書と解職請求代表者証明書の交付を申請する書類を提出しました。

元維新堺市議の政活費不正支出疑惑

 大阪維新の会に所属していた小林由佳市議(39)が配布しなかった市政報告チラシの印刷代や人件費など政務活動費(政活費)に計上した疑惑で、市監査委員は2015年10月、約1干万円の不適切支出を指摘。小林市議は一部を返還しましたが、堺市長は詐欺罪などで小林市議を府警に刑事告訴しています。

 一方、堺市議会は強力な調査権限がある調査特別委員会(百条委)を設置。百条委の証人尋問で小林市議は証言拒否を繰り返しました。

 23回にわたった百条委は報告書で、両議員があいまいな証言を繰り返し、広報チラシや名刺が発注すらされていなかった疑惑が強まったと指摘。偽証が疑われる証言もあり、「市民への説明責任を果たさず議員としての資質を疑わざるを得ない」としています。

 市議会は5月25日、小林、黒瀬両市議に対し、「市民の信頼を失墜させ、市議としての資質に欠ける」と維新を除く全会派が賛成して辞職勧告決議を可決しましたが、両議員は辞任していません。

有権者3分の1以上の署名

 解職請求には、小林市議の選出区である北区と黒瀬市議の西区で、それぞれ有権者の3分の1以上の署名が必要。代表者証明書が交付されれば6月16日以降、2カ月の署名活動が始まる見通しです。堺市長選挙の前は署名活動ができないため、中断期間を挾んで署名活動を行うことになります。

 署名縦覧などの手続きを経て解職請求に必要な有権者の3分の1以上の署名が集まれば、解職の是非を問う住民投票が実施されます。

市議会も辞職 勧告決議可決

 小林市議の解職を求める請求書は、政務話動費約1298万円の不正支出を指摘されながら半分以上返還していないとし、堺市議会百条委員会での証言拒否など「説明責任を果たしていない」と批判。「平然と議員の座にとどまり、私たちの税金から報酬が支払われていることは許せません」としています。

 黒瀬市議の解職請求書は、小林市議の秘書として政務活動費を管理し事件を主導したと指摘。百条委では「記憶にない」など不誠実な証言を繰り返したと批判しています。

 市議会は5月25日、小林、黒瀬両市議の辞職勧告を決議しましたが、両氏は辞職していません。

信頼を失った 責任果たせぬ

 記者会見で岩橋さんは、堺市議会で辞職勧告決議案が賛成多数で可決されたことに触れ、「これこそが民意だと考えます。市民の信傾を失った2人に議員としての責任は果たせません」と話しました。

(6月18日付 大阪民主新報の掲載記事より転載)

小林市議・黒瀬市議の解職請求の[署名収集期間]は、
① 平成29年6月16日から平成29年8月7日まで
② 平成29年9月25日から平成29年10月4日まで
(平成29年8月8日から平成29年9月24日までは堺市長選挙に伴う署名収集禁止期間)です。

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