市長のやり方公約違反
おでかけ応援制度「改悪」 石谷議員撤回求める
日本共産覚の石谷泰子堺市議は6日の市議会本会議で、おでかけ応援制度の改悪を狙った条例案について質疑しました。

=12月6日本会議=
市長ポスター掲げ、
追及する石谷議員
永藤英機市長(大阪維新の会)は11月29日、65歳以上がどこでも1回100円で路線バスと阪堺電車を利用できる同制度について、財政危機を理由に、対象開始年齢を70歳以上に引き上げる条例案を12月市議会で提出しました。
石谷議員は、永藤市長が2017年と19年の市長選で同制度の拡充を大きな公約としていたことを指摘。「市長のやり方は公約違反」「知らなかった」「維新市長がそんなことをするはずがない」など、市民の大きな反発の声を紹介し、「周知が全く不十分。パプリックコメントで市民の声を聞いた事にならない」と批判しました。
海外の公共交通機関の無料化の広がりや名古屋市の「敬老パス」の利用路線が来年拡大することと比較し、「これほど最小の経費で最大の効果を発揮する他にない制度は守るべき」だと主張しました。
石谷議員は、市民の要求と議会の議論で現在まで拡充してきた歴史があると強調。また、市長の財政危機の認識が「つじつまが合わない」と、これまでの市長答弁を示し追及。「簡単に公約を覆すな。市民に納得いく説明を、少なくとも1年以上かけてすべき」だと述べ、条例案を撤回するよう求めました。
(「しんぶん赤旗」2021年12月8日付記事より転載)