16日に開かれた堺市議会総務財政委員会で、永藤英機市長は、維新議員からの「自衛隊募集について」の質問に答えて、「11月17日付の産経新聞の記事(自衛官募集の情報一括提供)を見て、当日に検討するよう指示を出しています。前向きに進めていきたい」といった旨の重大な答弁を行いました。
その後に質疑に立った日本共産党の藤本幸子議員は「見過ごせない答弁。市民にとって重大な権利侵害の恐れがある」と指摘しました。
この間、堺市では個人情報提供はあくまでも閲覧提供にとどめ、自衛隊の職員が手書きで名簿作成していました。どれだけ手間がかかろうと、それだけ個人情報は保護しなければならないとのスタンスでした。
日本共産党議員団の森田晃一幹事長は「堺市政が様変わりしています。『新しい堺を創る』とはこういうことだったのか。維新市政になり維新議員の暴走が際立っています」と話します。
(「しんぶん赤旗」2019年12月24日記事から)